母子留学の大きな問題点

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精神的な重み

英語の環境、しかも慣れない外国。自分一人でもいろいろな問題が待っています。そこに子供を連れて行くとなると、その不安と責任は大変大きなものになります。自分だけでなく、子供はもっと不安でストレスを抱えます。母親一人で、そんな子供のメンタルを支え、いろいろな場面で物事を決定をしていく必要が出てきます。肩にのしかかる重圧は、大変なものです。近年は、インターネットのおかげで、スカイプ、ラインといったもので安価に四六時中日本と連絡を取ることができます。ご主人に悩みを打ち明け、話すことはできますが、やはり同じ環境で、共に支え合いたいものです。日本にいる時でも、仕事が忙しくほとんど顔を合わせない生活かもしれませんが、実際にそばにいるのといないのでは大きな違いがあるのです。

子供を一人にはできない社会

アメリカでは、12歳以下の子供にはいつも大人の監視を求められます。ここハワイも例外ではありません。朝夕の学校への送迎は必須です。プリスクールはもちろんのこと、キンダーガーデンの場合でも親が教室まで迎えに行く必要があります。小学生のうちは高学年になってもよほど学校が近くない限り、親が送り迎えをします。ハワイでは、基本的にスクールバスは利用できません。公立学校の場合は、特別学級の子どものみ。私立の場合は、ノース、カイルア、カネオヘなどの遠方から通う生徒に対して別料金で提供するサービスです。

ハワイの学童保育

学校が休みの日などは、子供一人が家で留守番をするという選択肢はありません。これらの社会環境を聞くと、自身も学生生活を送る親御さんは、自分一人で大丈夫かしら?と、不安がよぎります。しかし、母子留学の親子でなくとも、シングルマザー、共働き、学生の親御さんが子供の世話をできているのは、社会のサポートを利用しているからです。朝6時から夕方6時まで預かってくれるプリスクールはスケジュール的に心配ありませんが、公立校では午後2時前後に下校になります。その後は、学校や民間機関によるA+(日本の学童のようなもの)に5時30分まで預けることが可能です。早朝や、長い休みの時にもそういったチャイルドケアが存在します。余分な費用がかかってしまいますが、そういった時間内の友達との交流も限られた滞在期間の友達作りや、英語の習得につながるものと考えられるでしょう。一般的な公立学校での一月の費用は$110前後です。年々上昇傾向にあります。

学生と子育ての両立 

毎日、預けることも可能ですが、子供のスケジュールにあわせやすい語学学校を選んでおくとよいでしょう。放課後に習い事に連れて行ったり、お友達と遊ぶ時間を作ってあげられたりできます。こちらでは、子供だけで家を行き来したり、公園で待ち合わせて遊ぶことはなく、お友達に会うにも親の送迎が必須なのです。

何よりも協力し合えるお友達を作ることで精神的にも、いろいろな面で楽になります。子供の送り迎えや、お休みの日などお互いに子供を預け、預かり、情報交換ができるような、家族ぐるみでおつきあいできる、お友達を見つけましょう。ハワイは日本人ママが大抵各学校にいますので、割と知り合いは広げやすいと思います。日本人でなくとも、積極的に、イングリッシュネイティブの家族と仲良しになれれば、子供の英語力は格段に向上するでしょう。学校以外の子供の遊び友達は、親の交友関係で決まると言っても過言ではありません。また、韓国からの母子留学の親子も多くいるため、そういったファミリーも新しい友達を求めていますし、何より親がセカンドランゲージ同士なため、お互いを理解しあい会話も理解しやすく、仲良くなれるケースが多いようです。

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