私立、公立の授業料などのちがい

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一番の違いは授業料

ハワイの私立、公立のちがいにおいて一般的に言えることは、学校施設設備の充実度、先生一人に対する生徒の人数、カリキュラム、進学率の違いといったところです。学費の面では、公立校は無料に対し、ハワイの私立校の基本授業料は、年間$10,000〜$30,000です。

ハワイの私立学校

私立校で英語補助クラス(ESL)が必要な場合は別途$10000程かかり、プラス制服代が必要になります。私立学校には、ESLを提供する学校と、そうでない学校があります。多くの私立校で留学生を受け入れていますが、そのレベルは様々であるため願書を提出する前にお子様の英語力レベルを認識し、志望校を選ぶ必要があります。各学校の定員状況などにより、学校側も受け入れ条件を変えることがありますので、まずは問い合わせをし受け入れ条件を確認する必要があります。
私立学校は、一般的に先生の質がいいともいわれています。公立校に比べ卒業生の大学進学率は大変よいのは事実です。指定のカリキュラムを早いペースで終わらせ、早い時期から大学進学を意識し、準備をします。大学とのコネクションのある私立校もあります。小さな年齢から高校までの一貫私立校に入れればそのまま学内で進級して行くことができますので、中学、高校と進学に関する心配がなくなります。公立校で良い成績をとり、高校生から私立校に入学することも可能ですが、学年が上がるごとに成績、課外活動、面接など入学審査は名門私立校ほど厳しくなりますが、学費を考えると大きな節約となります。
アメリカの大学入学時には、テストスコア、内申書に加え、課外活動での活躍も重要視されます。私立学校は勉強だけでなく多方面で活躍する優秀な生徒を育てる方針の学校が多く見られます。私立に通う子供たちの割合が全米の中でも最も高いハワイですが、決して他州に比べ授業料が安いわけではありません。やはり、毎年発生する高い学費を維持していく必要があり、リーマンショック後など、学費面の理由から私立から公立学校への転校生が増えた時期もありました。ハワイでは、一般的に高額な学費を必要とする私立学校には裕福で、教育にも大変熱心な家庭の子供が集まります。

スポーツが盛んでその施設が充実している学校、こじんまりとしたクリスチャンの学校、男子校、女子校、なかにはNYで活躍したイタリア出身のおかかえシェフを持つ学校など、私立校でも様々な特徴をもっています。中学校、高校になってくると部活が始まり、大きな私立校ほど、より多くのスポーツのチョイスがあります。しかしながら小さな私立校でもスポーツに参加する機会はあります。小さな私立校は人数が少なく、自校でスポーツチームを結成するのは難しくなりますが、幾つかの小さな私立校で結成される合同スポーツチームが存在するため、小さな学校を選んでもスポーツチームに所属するチャンスはあります。

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ハワイの公立学校

公立校の授業料は無料です。市民の税金により成り立っています。政府からの限られた予算の中で、政府のガイドラインに沿ったプログラムを実施します。小学3年生からは年度末にハワイ州共通の学力テストが実施されます。そのテストスコアと、多方面からの評価を元に学校別の公立学校ランキングが発表されます。また、ブルーリボン賞というアメリカの教育省が全米の優れた学校に授与される賞を目指す学校も多くあります。ランキング上位、賞を獲得した学校は日本人にも、ロコにも人気があります。
学区は基本的には、住いを構えるエリアの公立学校になりますが、越境も認められることがあります。ESLも多くの学校で用意されていますが、特に費用がかかることはありません。高校までが義務教育になるため、受験なし、授業料なしで学区の高校に通うことができます。しかし、どこの学校も寄付金を募っており、生徒の家族をはじめ、コミュニティが皆、積極的に寄付をする傾向があります。
同じ公立学校でも学校ごとに特徴があります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
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